鹿児島県警不祥事隠ぺい疑惑【1】「事件捜査の中で対応」県警本部長が取材応じる
2024年6月6日(木) 18:00
警察の内部資料を漏えいした疑いで逮捕された、鹿児島県警本部の前の生活安全部長が逮捕された事件についてです。
容疑者が「警察の不正を県警本部長が隠ぺいした」と訴える異例の展開見せる中、これまで沈黙を貫いていた野川明輝本部長は先ほど報道陣の取材に応じ、「事件捜査の中で対応する」と話し、訴えを否定も肯定もしませんでした。
警察の内部資料を第三者に漏らした疑いで、5月逮捕された県警の前生活安全部長、本田尚志容疑者は5日、鹿児島簡易裁判所での勾留理由開示請求で、流出させた情報は現職警察官の不祥事をまとめた資料だったと明らかにしました。
資料には霧島署の警察官が市民にストーカー行為を行ったことや、枕崎署の32歳の巡査部長が、捜査車両を使って盗撮行為を繰り返していたことについて書かれていて、本田容疑者は県警の野川明輝本部長が「最後のチャンスをやろう」「泳がせよう」と言ってその隠ぺいを図ったと訴えています。
6日朝、鹿児島市にある野川本部長の官舎では大勢の報道陣が詰めかける中…
報道陣
「本部長、事件を隠ぺいしたというのは本当ですか?」
「本部長、県民に説明してください!」
しかし、本部長は無言を貫きます。
鹿児島県議会の移動の最中も報道陣にひと言も言葉を発しません。
元幹部が県警のトップを告発するという異例の展開を見せる中、先ほど6日午後5時半、野川本部長はようやく県警本部のロビーで報道陣の取材に応じました。
本田容疑者の訴えについて聞かれた本部長はー
鹿児島県警 野川明輝本部長
「主張がなされていることについては承知している。事件捜査で必要な確認を行っていきたい」
わずか数分で立ち去った野川本部長は本田容疑者の訴えを否定も肯定もしませんでした。
一方、本田容疑者の弁護士は「公益のためにやった」と勾留の取り消しを求めていましたが、弁護士によりますと5日付けで請求は却下されたということです。
容疑者が「警察の不正を県警本部長が隠ぺいした」と訴える異例の展開見せる中、これまで沈黙を貫いていた野川明輝本部長は先ほど報道陣の取材に応じ、「事件捜査の中で対応する」と話し、訴えを否定も肯定もしませんでした。
警察の内部資料を第三者に漏らした疑いで、5月逮捕された県警の前生活安全部長、本田尚志容疑者は5日、鹿児島簡易裁判所での勾留理由開示請求で、流出させた情報は現職警察官の不祥事をまとめた資料だったと明らかにしました。
資料には霧島署の警察官が市民にストーカー行為を行ったことや、枕崎署の32歳の巡査部長が、捜査車両を使って盗撮行為を繰り返していたことについて書かれていて、本田容疑者は県警の野川明輝本部長が「最後のチャンスをやろう」「泳がせよう」と言ってその隠ぺいを図ったと訴えています。
6日朝、鹿児島市にある野川本部長の官舎では大勢の報道陣が詰めかける中…
報道陣
「本部長、事件を隠ぺいしたというのは本当ですか?」
「本部長、県民に説明してください!」
しかし、本部長は無言を貫きます。
鹿児島県議会の移動の最中も報道陣にひと言も言葉を発しません。
元幹部が県警のトップを告発するという異例の展開を見せる中、先ほど6日午後5時半、野川本部長はようやく県警本部のロビーで報道陣の取材に応じました。
本田容疑者の訴えについて聞かれた本部長はー
鹿児島県警 野川明輝本部長
「主張がなされていることについては承知している。事件捜査で必要な確認を行っていきたい」
わずか数分で立ち去った野川本部長は本田容疑者の訴えを否定も肯定もしませんでした。
一方、本田容疑者の弁護士は「公益のためにやった」と勾留の取り消しを求めていましたが、弁護士によりますと5日付けで請求は却下されたということです。